【3分】2つの論理展開-演繹法・帰納法を使いこなそう!解説と例

【3分】2つの論理展開-演繹法・帰納法を使いこなそう!解説と例 1024 682 Biz Tips Collection

ロジカルシンキングができるようになるには、基本的な論理展開を理解する必要がある。

推論のための論理展開は実は2種類に集約され、それが演繹法と帰納法だ。それぞれの内容と違いを解説する。また、注意点をおさえることで、間違った使い方を避けることができるだろう。

帰納法は、複数の観察事項から共通点を見出し、結論を出す手法

帰納法では、様々な事例や事実から見出した共通点から、結論を出す論理展開だ。

例えば、観察事項が「Aさんが死んだ」「Bさんが死んだ」「Cさんが死んだ」だとする。
それらの共通点は、みんな「人間であること」と「死んだ」ことだ。
なので、帰納的に「人間は死ぬ」と結論を出すことができる。

帰納法の注意点

帰納法の注意点は、あくまで統計であり、必ずしも正しいとは言い切れないことだ。
例えば、たまたま食べた100個のアボカドがおいしかったからと言って、「アボカドはおいしい」という結論を帰納的に出しても、どこかにまずいアボカドが存在する可能性は論理的には否定できない。

そのため帰納法で重要なのは、納得感だ。観察事項が少なすぎたり偏りがあると、納得感に欠けてしまう上、結論が間違っている可能性が高くなる。
帰納的に推論を出す場合は、反証や例外がないか確認しよう。

 

演繹法は、観察事項にルールを結び付けて、結論を出す手法

演繹法では、まずルール(一般的で普遍的な事実)を前提にして、観察事項に当てはめて結論を出す論理展開だ。

例えば、前提のルールとして、「人間は死ぬ」とわかっているとする。
観察事項として、「Aさんは人間だ」とわかる。
だとすると、人間は死ぬので、「Aさんは死ぬ」と結論を出すことができる。

演繹法の注意点

演繹法は、ルールを前提に論理を展開するため、そもそもルールに間違いがあると破綻する。
例えば、「値下げをすると売れる」⇒「商品Aは値下げした」ので、「商品Aは売れます!」と説明しても、そもそも本当に「値下げをすると売れる」という前提が正しいのか微妙なところだ。例えば価格以外の性能で絶望的に負けている可能性もある。

逆に、前提のルールさえ正しければ、帰納法と違って、真理だと言い切れるのが演繹法なので、前提の正しさは一度疑うようにしよう。

 

まとめ

・論理展開は2種類ある
・帰納法は、複数の観察事項から共通点を見出し結論を導き出す展開
・帰納法の注意点は、観察事項が少なかったり偏りがあると、間違った結論になりやすいこと
・演繹法は、ルールと観察事項を結びつけて結論を導き出す展開
・演繹法の注意点は、前提となるルールがそもそも間違っていると、論理破綻すること

ロジカルシンキングにおいて、情報から新たな結論を出す際の基本となるのが、これら論理展開だ。どんなものであるかとその注意点を覚えておこう。